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三重刑務所慰問ライブ2006

2006年5月27日(土) 10:00〜

三重刑務所体育館


 
 この日は朝8時30分、三重刑務所に集合。

 当たり前ですが、われわれ一般人が刑務所内に入るためには、
厳しいセキュリティチェックが待っています。
 刑務官の誘導に従い、鍵と暗証番号の両方がないと開かないドアを
何回も通過し、やっと公演会場の体育館に辿り着きます。

 これ以外にも刑務所公演ならではの出来事がいくつも!
 これから刑務所で公演する合唱団の皆様!
 以下の点にご注意を!

(その1)
 お客様は、班ごとに隊列を組んで入退場されます。
 つまり時間がかかることです。
 リハーサルは早く終わらさなければなりませんし、
終演後は退場が完了するまで舞台袖で待機することになります。

(その2)
 満席に全員短髪の男性が隙間無く座っています。
 威圧感すら感じますが、これでたじろいではイケマセン
 歌い始めればいつもと同じですし、むしろ普段より熱心に
耳を傾けてくれるのを感じるはずです。

(その3)
 MC内容に気をつけましょう。
 間違っても「お久しぶりです」「また、お会いしましたね」・・・・・

(その4)
 これも考えれば当然ですが、受刑者の方々と触れ合う機会はありません。
 入退場も別ですし、お話を伺うこともできません。
 ただ、拍手などの反応で、かなりのことが分かります。
 また、前回公演の後には、感想をしたためたお手紙を頂戴しました。
 その感受性に感じ入ったものでした。
 
 そして、今回の、最後の曲「Oh,Happy Day」
 手拍子の入るノリのいいこの曲。
 実は、前回公演の際、受刑者の方々から頂戴したアンケートに
「手拍子くらいはさせてほしい」という意見を頂戴しました。

 そこで、刑務所の方々と事前に打ち合わせをしたうえで、
今回はこの曲を演奏することになりました。
 しかし、普段は禁じられている手拍子です。
 ノッテくれるかどうか、直前まで心配でした。

 結果は? とても、暖かい反応だったと思います。

 終演後、用意していただいたお茶とケーキをいただきながら、
刑務官の皆さんからも「みな、いつもより満足していたようです」と
おっしゃっていただきました。

 3回目の公演を約束しながら、午後に行われるゲネプロ
(マーラー「千人の交響曲」)のため、うたおには
急いで三重刑務所を後にしたのでした。




戦争を知らないこどもたち

朧月夜
ふるさと
あんたがたどこさ

浜千鳥
七つの子
瞳をとじて
想い出がいっぱい

心の瞳
ココロツタエ

You Raise Me Up
Oh Happy Day



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