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第40回全日本合唱コンクール全国大会


開催日 1987年(昭和62年)11月23日(一般A,B)
場所 東京都  昭和女子大学人見記念講堂
出場部門 一般の部B
指揮 羽根 功二
課題曲 G3 恋のかくれんぼ     谷川俊太郎作詩  武満 徹 作曲
自由曲 Quatre motets pour le temps de Noel
  (クリスマスのための4つのモテット)    全曲
                F プーランク  作曲
審査結果 銀賞

※ ゴメンナサイ  曲表記にウムラウト無視してます。


 2年前の第38回大会から、一般A(40人未満)と一般Bが創設されました。
 「うたおに」は第38回、第39回の2年間、一般部門Aに出場していましたが、この年からAグループが32人以下となったため一般Bに部門替えです。

 また、これまで自由曲といえば、三善晃とコダーイの曲ばかりを取り上げていた「うたおに」ですが、初めてこの2人以外の作曲家としてプーランクの曲に取り組むことになりました。

 実は、コンクールの自由曲候補は何曲かあがっていたのです。

 この時、プーランクと雌雄を決したのが、柴田南雄作曲「優しき歌・第ニ」。

 「優しき歌」といえば、♪いつのまに、もう秋♪ で始まる、超有名合唱曲ですが、これは「優しき歌・
第ニ」。

 とりあえず、やってみようということで、「優しき歌・第ニ」の練習が始まりましたが、一番簡単そうだと、「T また落葉林」から練習を始めてしまったのです。

 確かに、パートは4つにしか分かれていませんので譜面は単純そうです。
 しかし、これ実は無調音楽。
 たった1回の練習でギブアップし、プーランクに軍配があがったのでした。

 もしもこの時、「V また昼に」から始めていたら・・・・
 ひょっとして「うたおに」の歴史は変っていたかもしれません。

 この年、「うたおに」は初出場のBグループで銀賞。
 この快挙に気を良くした「うたおに」は、以後、プーランクを主要なレパートリーとし歌い続けています。

記 砂男
(関連情報)
◇第38回全日本合唱コンクール全国大会(長野)

◇第39回全日本合唱コンクール全国大会(松山)

                ◆

◇第41回全日本合唱コンクール全国大会(新潟)

◇第42回全日本合唱コンクール全国大会(福岡)

◇第43回全日本合唱コンクール全国大会(札幌)

◇第44回全日本合唱コンクール全国大会(岡山)

◇第45回全日本合唱コンクール全国大会(仙台)

◇第46回全日本合唱コンクール全国大会(大阪)

◇第47回全日本合唱コンクール全国大会(金沢)

◇第48回全日本合唱コンクール全国大会(高松)

◇第49回全日本合唱コンクール全国大会(宇都宮)

◇第50回全日本合唱コンクール全国大会(東京)

◇第51回全日本合唱コンクール全国大会(福岡)


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