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うたおに版 「合唱用語の基礎知識」

辞書にもWebにもなければコレ?!



 このページに辿り着いた貴方は、うたおにフリーク (*^▽^)//""


 「うたおに」には、団員しか分からない微妙な言葉が存在します。

 また、一般的な音楽用語も、うたおに独自の意味あいが

生まれていたりします。



基礎編

「うたおに」では、一般的な音楽用語もチト意味が違う・・・

「オケ合わせ」

 何組か並んだ桶からペアになる桶を探す、、、ことではない。

 「オケ」は「オーケストラ」であり、

「オーケストラと一緒に練習すること」を指す。

 「今日は初めてオーケストラと一緒に練習します」を

「今日は初めてのオケ合わせです」などと表現する。

 ちなみに、「オケ合わせ」は普段にない環境であるため、

合唱団が陥りやすい2つの失敗パターンがある。

 オケの音量に対抗しようと大声を出して音楽が破綻する

パターン1(ロマン派で多発)と、

ブレスのタイミングが取れないため

オーケストラとズレるパターン2がある。

 微妙な話だが、歌と楽器の世界での文化の違いである。

「カンブレ」

 カンブレ :カンニングブレスの略  

 楽譜の指定以外の箇所でブレスすること。

 本当は、カンブレ無しで歌いきるのが理想だが、

そうも言っていられない。

 ただし、指定外の箇所でブレスをするため、

テンポが崩れるという副作用に見舞われてしまう

 若手ほど、けなげに全部を歌おうとするが、

皮肉にもテンポを崩しがちである。

 逆に、ベテランは堂々と一拍、歌わずにブレスしがちであるが、

まれにブレスのタイミングが揃うと「音が抜ける」ので注意!

 あくまでカンニングなので、バレてはカンブレの意味をなさない。

クレッシェンド

 crescendo[伊]  

 〈だんだん強く〉。cresc.と略記。記号は 

 p や mp の記号を見逃していると、

声を大きくする余裕がなくなっている。

 結果、いざクレッシェンドをしようとしても出来ない。

■関連用語  「クレッシェンド五本締め」

 うたおにの宴会の最後に行われる儀式。

 通常の五本締めのようだが、最初は指一本での手(指)拍子。

 そこから、2本、3本と指が増えていく。

 なお、反対のデクレッシェンド五本締めは止めた方が良い。

 寂しくて宴会が終われない。

「ゲネプロ」

 ゲネプロ : ゲネラルプローベの略  《 【独】 Generalprobe 》

 演劇・オペラ・舞踊 などで,初日の直前に本番と全く同じ手順で行う

総稽古を指す。

 「うたおに」でも当然、本番どおりの総稽古でなくてはならないが、

ゲネプロと本番では音楽はおろか段取りまで全く違うことがよくある。

  ただし、「ちゃんとゲネプロしなくちゃダメだ」と怒り出すメンバーは

何故か皆無に等しい。

ト音記号 

 明治に日本へ西洋音楽が入ってきた頃、

ドレミファソラシドは、ハニホヘトイロハと呼んでいました。

 このことは、壺井 栄の名作「二十四の瞳」にも描かれており、

オナゴ先生が足を怪我し学校を休むことになったため、

急遽、音楽の授業を行う羽目になった
男性教諭が、

昔、自分が習った「ハニホヘトイロハ」音階で授業をし始め、

生徒に笑われるくだりが出てきます。

 ト音記号は、アルファベットのGの文字の変形で、G(ゲー)=ソの音

つまり昔でいうトの音がどこであるかを示すので、そういいます。

 混声合唱の場合、ソプラノ、アルト、テノールのパートは

通常、ト音記号で書かれています。

「ピッチ」

 ピッチ  《 pitch 》

1 漕艇で、一分間にオールを漕ぐストロークの回数
2 泳ぐときや走るときの腕・脚の動かし方の速さ「−泳法」「−走法」
3 野球で打者に向かって球を投げること。ピッチング
4 傾斜度
5 音の上がり下がり。音程。
6 タール・石油類の蒸留後に得られる黒色固形物。コールタールピッチ
7 ねじが一回転したときに進む距離
8 歯車の隣接する歯の間隔
9 プロペラの一回転によって進む距離

 合唱の場合は5の意味を指す.。

 「ピッチが合わない」と言われたら、耳に神経を集中させ、

周りの音をよく聴くことである。

 「もっとピッチを上げて!」は、

「もっと音程をあげて」の意であり、

お酒の席でお姉さんに言われた時のように

ペースをあげてお酒を飲んではいけない。

 自分の声に酔うことなかれ、冷静に周りを聴いて音を合わせるのだ。

ヘ音記号 

へ音記号は、アルファベットのFの文字の変形でF(エフ)=ファの音、

すなわち、への音がどこかを示すので、そういいます。

 混声合唱の場合、ベースパートは、通常、

ヘ音記号で書かれています。

 たまに、2部合唱や3部合唱を行うと、見慣れないト音記号に

間違いを起こすメンバーが現れますが、そいつはベース!

ボンボリーズ

 ひな祭りの雪洞(ぼんぼり)を思わせる面構えの者

2名を総称して、こう呼ぶ。(増殖傾向にある)

 ただし、雛人形のように、左右対称には位置しておらず、

客席から向かって右側で発見されることが多い。

 マル暗

「1曲暗譜する労力でレパートリーが数曲増える」とのポリシーで

レパートリー増加に突き進んできた、最近の「うたおに」

でも、暗譜で歌える曲もいくつか欲しいし、

楽譜を見ないということは指揮を見るかもしれない?  

で、指揮者が「この曲は暗譜!」と叫ぶと、

「マル暗」印が楽譜につく新制度が導入されました。

2005年12月23日、松阪こどもの城プラネタリウムで2曲が初適用。

えっ! プラネタリウムが暗くて楽譜が見えなかっただけだろうって?

だから「暗譜」というではありませんか。


ワンセグ(ワンセグ唄法)

1 日本において、主に携帯電話などの携帯機器を受信対象とする

 地上デジタルテレビジョン放送のこと。



2 地上波放送とワンセグ放送を並べ比べると、

 ワンセグが地上波より、ワンテンポ遅れて映像が流れることから、

 練習場で周囲の者よりワンテンポ遅れて歌う者、

 もしくは指揮者を見ずに譜面ばかり見る者に例えて用いられる。

  新譜が配られてから初期段階は、全員が懸命に譜読みしているが、


 これに乗り遅れるとワンセグ状態に陥ってしまう。

 【類似語】コバンザメ唄法   
 【反対語】地デジ唄法
 
ぺったらこい

1 福島弁で「平ら」の意味。

2 何も考えずに歌う者に発する叱責の言葉

 演奏者は、音楽を自分で設計しなければならないとの

教えを端的に表す。

 2008年1月11日に演奏されたフォーレ・レクイエムにおける

指揮者、宇田川先生のレッスンで発せられた語録。

 演奏後も「うたおに」において使用継続中

 


マナー編

「おめでとうございます」

 他団の演奏会を聴きに行き、本番後、出演者に出会ったら、

「おめでとうございます」。

 打ち上げに参加させてもらって祝辞を述べるときも

「本日は、演奏会の成功、おめでとうございます」

 社会人の「どうも」に匹敵する、

万能の言葉として合唱界に君臨する

「おめでとうございます」

 演奏がイマイチでも「おめでとうございます」

 客席がガラガラでも「おめでとうございます」

 レクイエムを聴いたあとでも「おめでとうございます」

 お正月でなくても「おめでとうございます」

 さあ、みんなで声をあわせて「おめでとうございます!」



トラブル編

走る

 指揮者の意図に反して、テンポが速くなっていく様を指す。

 普段はなかなかテンポが揃わないのに、

走るときに限って絶妙のアンサンブルでテンポを速くしていってしまう。

 「マトラの5番が走り出したら止められない」などと使う。

 さらにこれが進むと… 



ズレる

 ズレるのである。

 パート又は個人が互いに拍がずれたまま演奏が進むこと。

 こうなったら、開き直るしかない。

 他のパートとずれても、リセットできる箇所が必ずある。

 こういう曲なのだと自信満万で歌いきるのだ。

 決して、歌うことを止めてはいけない

 でも、思わず歌うことを止めてしまうと…


落っこちる

 落っこちるのである。

 演奏すべき者が歌わないことであり、

 演奏中の事故としては最も重症の部類に入る。

 個人が落っこちる場合は、他の誰かが歌って済まされていくが、

パート全部が落っこちた場合は、舞台上で凍りつく。

 
 なお、この表現は、オーケストラでも使用される。

 つまり、「フルートが落っこちた」と言われても

フルートが手からすべり落ちた意味ではない。


ちゃんと
ロープを
持ってくると

ロープを持って来い
ちゃんと
ロープを
持ってくると


 出番が迫っているにも関わらず、余裕を示している者を

たしなめる際に使われる慣用句。

 オペラ「魔笛」ゲネプロの際、モノスタトスの呼び声に応じて

登場するはずの奴隷役6名(うたおに男声)が、

本当に楽屋で余裕をかましていたため、

舞台が約十秒凍りついた実話に由来する。

 「早く着替えないと舞台からロープを持って来いと呼ばれるで」

 本当にロープを探し始めるメンバーがいれば、

それは新入団員である。

【類似語】
(その1)「コーヒーが来ない!」
 (2010.3.4 オペラ「ドン・ジョヴァンニ」のゲネプロより)

(その2)「そんな無慈悲な!」
 (2013.3.28 オペラ「いのち」のゲネプロより)



方 言 編

ヨボる

 首筋を引きつらせ、あらん限りの大声で歌うこと。

 伊勢地方の方言だが、同種の言葉が

日本各地の合唱界にみられる。

 「歌い倒す」、「センプレ歌いッシモ」、「歌いちびる」

などが、その例である。

 いずれも大声で歌うことを指す言葉だが、

他の言葉がベルカント唄法の声自慢を指すのに対し、

「ヨボる」は地声を張り上げる者を指す。

「何だかんだいって、コダーイになると、やっぱりヨボるのね」


国 際 編

ラン ウォーメン ・・・・

 今もって、正確な表記は分からないけれど・・

 中国で公演する合唱団なら、絶対、覚えておくべき中国語

 アンコールで使うと効果的。

 意味は、「一緒に○○を歌いましょう」

 うたおに中国公演の場合は、

 「ラン ウォーメン イーチー チャンバー モーリーフォア」

 (さあ、皆さん。一緒にモーリーフォア(ジャスミンの花)を

 歌いましょう!)


 
R 指 定

 お前も凄いぞ ・・・
 
 2013年9月28日、合唱用語の基礎知識に採用。

 元々は、オペラ「いのち」において

原爆の惨劇の中、怪我を押して人々を救おうとする

医師と看護婦の会話。

 「酷い怪我!」

 「お前も凄いぞ」

 
 一方、「うたおに」での用例は

某団員の妄想により、全く別の物となった。

 ここでは、とても書けない。




そ の 他
カナダ日誌

「(続き)書くよ書くよ〜」、と言いながら、

とっくに内容を忘れている現実を逃避して

まだ連載中と銘打ってる連載レポート。

昔CMで西田敏行がお手伝いを頼まれ

「今やろうと思ったのにぃ」と叫ぶのにも似ている・・・?



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