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津市文化振興事業「郷土シリーズ」 Gabriel Faure Messe basse / Cantique de jean racine REQUIEM 2008年1月11日(金) 18:30 開演 津リージョンプラザお城ホール 主催 津市教育委員会 |
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ゲネプロ 2日前は マエストロの 誕生日 |
宇田川貞夫先生との偶然ともいえる出会いから、 この日、「うたおに」は全てフォーレによるプログラムの演奏会を、 素晴らしい仲間とお客様とともに 感動的な演奏で終えることができました。 今回の大きな拘りは、作曲家フォーレが 初演した時の演奏に限りなく近づこうというもの。 初演時を忠実に再現したオケ編成はもちろん レクイエムをはじめ、ミサ曲にいたるまで 当時のフランス語なまりのラテン語にする徹底ぶり。 演奏は、指揮者の宇田川貞夫さんをはじめ、 ソプラノ 小林史子、合唱はもちろん「うたおに」 そして、卓越した技量を持つ9人によるオーケストラが 初演の世界を追及するという、この上ない贅沢な演奏会でした。 演奏は、まず、小ミサ曲からスタート。 ソプラノソロと女声合唱、そしてオーケストラは3人だけの小編成。 まだ1曲目ですが、演奏後にはカーテンコール。 本当に素晴らしいお客様。ナンダカいい演奏の予感がしてきます。 次は、ラシーヌ賛歌。 オケもほぼフルメンバーになり、合唱も混声。 休憩を挟んで、今度はレクイエム。 オケには、さらにソロヴァイオリンと、ティンパニーが加わります。 演奏者の自主性と即興性を要求される指揮者の宇田川先生。 この宇田川先生の誘いに応じて この日の演奏者が醸し出す音のうねりたるや、 なかなか文章では表現できません。 演奏者冥利に尽きるとはまさにこのこと。 こんな本番には、そうそう巡りあえません 音がうねるたびに、我々は幸福を覚えつつ歌ったのでした。 そして、アンコールの1曲目は、Ave Verum。 フォーレの師匠にあたるサン・サーンスのこの曲。 合唱を長く続けてきた筆者ですが、こんな名曲があったんですね。 また、オケ付きでの演奏が続いていたのに、 この曲だけは合唱団のみのア・カペラ。 曲が始まった途端、会場の雰囲気が変わるのが分かります。 そして、アンコール2曲目は再び、ラシーヌ賛歌でした。 主観的なレポートになってしまいましたが、 その一方で、お客様も同じ思いを持っていただけたのでは と期待しています。 全ての演奏が終了しても、客席の明かりがついても、 最後の合唱団員が退場するまで拍手を続けていたいただいた お客様達を思い浮かべながら。 |
ゲネプロ2 |
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2008-01-12-SAT 砂男 記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プログラム Gabriel Faure フォーレ Messe basse 小ミサ曲 (ソプラノ独唱、女声合唱、オルガン、チェロ、コントラバス)
Cantique de Jean Rasine ラシーヌ賛歌 作品11 (混声合唱、ヴィオラT&U、チェロT&U、 コントラバス、ハープ、オルガン) (休憩) Messe de Requiem レクイエム 作品48 (ソプラノソロ、混声合唱、 ヴァイオリンソロ、ヴィオラT&U、チェロT&U、コントラバス、 ハープ、オルガン、ティンパニー)
〜アンコール〜 Ave Verum (サン・サーンス) Cantique de Jean Rasine ラシーヌ賛歌 作品11 (フォーレ)
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