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本番(後半)(3日目) 2012年8月26日(日) 15:20〜16:15 |
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休憩が終わると、まず、会場に歌い手が散らばり、 お客様と一緒に「ふるさと」を合唱。 次は、地元合唱団の皆さんと「うたおに」の合同合唱。 曲は「ふるさとの四季」。 日本の唱歌をメドレーにしたこの曲。 女声版と混声版がありますが、 それを同時に演奏してもちゃんと成立します。 三重と、岩手で、それぞれ練習した成果が 大人数での合唱で奏でられます。 地元合唱団の皆さんは、 先ほどまでの単独ステージでの緊張した面持ちから 大人数で歌うことで力みから解放されて、楽しそう。 助け合うっていうことは、こういうことか、と納得です。 さて、最後は、もう一度、「うたおに」単独。 最後にきて、被災の現実に、直接、向き合う曲が並びます。 被災された皆さんの苦労を知らない我々にとって 口に出したくても、ためらってしまう言葉を、 音楽が伝えてくれます。 被災地の皆さんに伝えたかったメッセージは、 全て歌詞に託されていました。 「そうだ。嬉しいんだ、生きる喜び。例え、胸の傷が痛んでも」 (アンパンマンのマーチ)。 「明日という日がある限り、幸せをを信じて」(あすという日が) 「長い年月を 歩き疲れたら、微笑なげかけて 手をさしのべて いたわり合えたら 愛の深さ 時の重さ 何も言わずわかり合える」(心の瞳) 「あなたにも私にも笑顔がある。 心と心で今分かり合える」(心と心で) 「花は咲く。いつか生まれる君に。 いつか恋する君のために」(花は咲く) 「あなたが笑顔でいられるように 皆が笑顔でいられるように 明日につながる希望を載せて エガオノチカラ で世界照らそう」 (希望の歌) 聴いている皆さんの目にも、歌っている我々の目にも、 涙が浮かんできます。 もう少しで歌えなくなりそうな場面を切り抜けつつ、終演。 拍手をいただき、これでおしまい、と思ったら、 地元代表の先生から、忘れられないお礼の言葉を頂戴しました。 先生は、我々にお礼を述べられた後、言葉を詰まらせながら、 客席を振り返ってこうおっしゃいました。 「・・あの津波で音楽も、全部、流されてしまったと思ったけれど。 ・ ・山田町の皆さん、もう一度、歌いませんか。」 |
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プログラム(後半)
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2012-09-23-SUN 砂男 記 |
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