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第4回津市民文化祭(合唱音楽) 2010年3月14日(日) しらさぎホール |
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今回の演奏曲目、Masterpiece は、 The Kings Singers の委嘱作品。 1990年に、The Kings Singersが 三重県文化会館を訪れた際、演奏されたこの曲。 歴史上の大作曲家達の代表作が約10分間に凝縮された パロディーです。 まず、1曲目は、ヨハン・セバスチャン・バッハ。 いかにもバッハ風のフーガが、ヨハン・セバスチャン・バッハの 名前をなぞります。 音楽一家として有名なバッハ一族ですので、 クリスチャン・バッハや、 ウィヘルム・フリードマン・バッハなどが顔をのぞかせます。 しかし、「Nein(ちがう!)、Nein(ちがう!)」と否定され、 最後は、「ヨハン・セバスチャン・バッハ」の念が押されます。 2曲目は、ヘンデル。 いかにも陽気なメロディーが、ハープシコードを思わせる 8分の6拍子にのせて軽やかに演奏されます。 3曲目は、モーツァルト。 おだかやか音楽に、有名なオペラの名前が いくつも隠されています。 4曲目は、急に重々しく、ベートーヴェンの登場です。 曲の中盤、ベートーヴェンのミドルネームが 「フォン」なのか、「ファン」なのかを音楽学者が争い、 くどく、そして、熱いベートーヴェンが奏でら続けます。 5曲目は、打って変わってメンデルスゾーン。 情調タップリ、お涙頂戴。重々しさのかけらもありません。 キーワードの「センチメンタル」が、 そのまま音楽として表されます。 6曲目は、陽気なヨハン・シュトラウス。 ウィンナーワルツを、ビア・ガーデンでカラヤンが奏でて? 最後はお決まりのアチェレランドが加わり、派手な終止を迎えます。 7曲目は、クラウド・ドビュッシー。 印象派風の和音で曲が進行し、 途中「ゴリウォーグのケークウォーク(子供の領分)」ソックリの リズムに乗って、ドビュッシーの名前が連呼されます。 サア、大変! ここまで大半の時間を費やしてしまいました。 急いで、多くの作曲家を紹介しなければなりません。 まずは、ロマン派から近代までの作曲家を紹介しましょう。 頭文字Bから、ベートーヴェン、ベルリオーズ・・・・・ 次に、頭文字M、メンデルスゾーン、マスネ・・・ 大作曲家(若干のそうでない者を含む)の名前が 読み上げられ、時間の関係上、読み上げは加速を増していきます。 突然、読み上げが終わり、 なぜか、彼らのレクイエムを、バッハ以前に活躍した イギリスの宗教作曲家ウィリアム・バードが奏でます。 そして 「ケージ」。 本当は、この後、4分33秒のインターバルが必要ですが もう時間がありません。 マリオ・カステルヌオーボ・テデスコ、 そして、シュトックハウゼン(迷曲「短波」とともに)から ガーシュインまで。 そして、全ての作曲家にバッハは影響を与えているのだ、 と、こじつけに近い展開とともに、再び、バッハ。 約10分間、超駆け足での作曲家紹介でした。 |
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プログラム Masterpiece |
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■関連情報■ □津市民文化祭□ |
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2010-03-14-SUN 砂男 記 |
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