←前の行事へ ホーム | 活動 | 年表 次の行事へ→


マンスリー スペシャル コンサート
≪春≫


2017年5月21日(日) 14:00~

あのつホール

 

 いつも、月末の月木いずれかの20時からお届けしているマンスリー・コンサート。

 「夜だとなかなか出られない」との声にお応えし、

年2回、休日昼間のスペシャルコンサートを開催することになりました。

 今回は、初回とあってか、椅子を追加しなければならないほど

多数のお客様にお越しをいただきました。


 5月ですすが、天気のよいこの日。

 扇風機を回し、ドアを開け放ち、休憩を含め、

タップリ2時間40分のコンサートとなりました。

 滋賀県からお越しいただいたお客様まであり、

本当にありがとうございました。

 ≪秋≫も、お楽しみに!
 
https://www.facebook.com/saved/?cref=53&pnref=story.unseen-section
 
 

プログラム

第1部

グリーン グリーン
クラリネットをこわしちゃった

北国の春
喝采
北酒場
天城越え

Furusato
ふるさとの山に向ひて
わが美しき故郷よ

千の風になって
群青

THE GROUND
For the beauty of the earth


第2部

勇気100%

宮崎駿アニメ音楽集-第1集-
時には昔の話を
世界の約束

メドレー宇宙戦艦ヤマト
旅立つ日
ひまわりの約束

花になれ
愛の讃歌

川の流れのように
Bridge Over Troubled Water


~アンコール~
数え歌

 


≪プログラムノートより転載≫

マンスリーコンサートに秘めたる思い
合唱団「うたおに」団長兼指揮者 小柴信之


 合唱団「うたおに」創立40周年を記念して、

2014年4月からスタートしたマンスリーコンサート。

うたおにの練習日、その月末の一日を公演日に設定して、

すでに第4シーズンを迎えています。

現段階では37公演、約500曲を歌ってきたことになります。

正気の沙汰ではありません。

普通なら、です。


 うたおににとっては、この楽しさは言葉では表せません。

たくさんの素敵な作品に出会え、

それを聴いていただけるお客さんと出会える!

こんな素晴らしい瞬間を共有できることは、

歌い手と聴き手の間に生まれる

”愛”に支えられているからだと感じています。


 粗製濫造と言われれば、

確かにそうなのかもしれませんね。

でも、多くの合唱団が自己満足に陥っていると感じる現状の中、

この一見無茶苦茶な取り組みは、

日本の合唱界、その大勢への警鐘だと思っています。

「何が楽しいの?」って。


 楽しけりゃいい、とは思っていませんが、

楽しくなけりゃ駄目ですよ。

たとえ芸術的な、

ある意味で一般受けしない作品を歌うときでもです。

その姿勢を忘れてしまったら、

演奏も作品も死に絶えてしまいます。


 日本における合唱活動(運動)は

庶民や労働者の大勢への反骨から盛んになってきたものです。

いつしかレベルが向上し、

コンクールにおいては世界トップレベルまで発展しました。

でも、それば文化レベルを底上げしたのかというと

必ずしもそうではないとしか言えない

寂しさが残ってしまいます。


 歌う楽しさ、聴く喜びというものは、

もっと大らかなものの中に生まれるものだと思います。

ギスギスした、ピリピリしたものからは生まれることはありません。


 うたおにが誇れること。

それは大らかで優しさあふれるファンに支えられていることです。

共に合唱文化を創り上げる仲間です。

そしてそれが決して大勢ではないということ。

大勢(体制)は多くの場合、権力・権威志向が好むのです。

そういうものに寄りかかることは

合唱運動が最も嫌っていることのはずです。

歌は心の叫び、さらには祈りであるはずです。


 大衆性を忘れない........

最も簡単なことのようで、実は難しいことになっています。

それを取り戻すこと。

それがマンスリーコンサートなのです。



■関連情報■
マンスリーコンサート

 
 2017-5-28-SUN 砂男 記